娘が中学受験をやめると決断しました。
その決断の背景には、もしかすると、私自身が「やめる方向に導いた」影響があったのかもしれません。
「このまま続けてもお互いに苦しいだけかも」
そう思っていた日々があってのことなので、後悔はありません。
ただ、いざ「やめる」と言われると、やっぱり迷いが生まれたのも本音です。
「受験やめる」と決めた娘、そして揺れる親の気持ち
ここ最近、娘と話し合いを重ねてきました。
本気で取り組めないまま受験を続けることは、誰にとっても不幸だという気持ちが私にはありました。
娘が「やめる」と言ったとき、
胸のどこかで「ほっとした」気持ちと、「本当にこれでいいのかな?」という迷いが同居しました。
でも、娘の気持ちは明らかに受験から離れていたんです。
もう無理に続けさせることはできない、と私も納得するしかありませんでした。
やめたあとの「空白の9ヶ月」をどう過ごす?
となると、次に気になるのは…
受験をやめてから、公立中学に入学するまでの9ヶ月間をどう過ごすかということ。
娘に「やりたいことある?」と聞いてみましたが、返ってきたのは、
「特にない。」
そうなんです。
受験勉強で“やりたくないこと”に縛られていた分、
急に“自由”を与えられても、何をしていいか分からない。
これって、よくあることなんだと思います。
親としては「ぼーっと過ごす9ヶ月」は避けたい
もちろん、親としてはこう思ってしまうんです。
「せっかくの時間、無駄にしてほしくない。
なにか意味のある時間を過ごしてほしい。」
でも同時に、今までの受験生活で我慢してきた娘に、
「また新しい目標を持て!」と強いるのも違う気がして…。
やる気が湧くまで、ただ待つという選択もアリなのかもしれません。
でも、それはとても難しいことです。
夫は「見ていられない」と言う
そんな中、夫は全く違う意見を持っています。
「自由な時間をただ過ごすなんて見ていられない。
今こそ、なにか別のチャレンジをさせるべきだ。」
彼の言いたいこともよく分かります。
「頑張ること」を経験させることが、成長に繋がると考えているから。
でも、親の間で温度差があると、一番困るのは娘です。
親の意見のズレは子どもを迷わせる
今までずっと親が主導して進めてきた中学受験。
その“主導者”たちの足並みが揃っていなければ、
子どもは「どうしたらいいか分からない」状態に陥ってしまう。
だからこそ、これからの9ヶ月間について、夫婦で方向性を話し合う必要があると痛感しています。
- 本当に自由にさせるのか?
- 興味を広げる時間としてどう使うのか?
- 何か習い事や経験の場を設けるのか?
娘の未来のために、夫婦で同じ方向を向いてサポートしていく体制を整えることが急務です。
最後に
受験をやめるという選択は、決して「諦め」や「失敗」ではありません。
むしろ、娘が自分の気持ちを見つめ、言葉にできたことは大きな一歩です。
そしてこれからは、やめたからこそ得られる時間の使い方が大切になります。
娘が新しい興味に出会えるように、
その小さなきっかけをつくるのが、親の役目かもしれません。
まずは、夫としっかり話し合います。
そしてまた、娘と向き合っていきたいと思います。
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