「分からない」を潰すのが勉強の本質|地味だけど、いちばん大切な時間

勉強って、“できないこと”に向き合うことなんです。

中学受験に向けて、毎日頑張っている娘。
でも最近、「できない問題に向き合う時間」が増えてきました。
それは、難易度が上がってきたことや、今まで曖昧にしてきた単元にしっかり立ち返っているから。

そんな娘の勉強姿勢を見ながら、親として思ったことを綴ります。


できない問題と向き合うのは、非効率に見えるけど必要なこと

子どもが1つの問題に30分も悩んでいる姿。
「時間がもったいない」「もっとテンポよく進めて!」なんて、思わず口に出したくなりますよね…。

でも、それは表面的な“効率”にとらわれすぎている証拠かもしれません。

  • 分からない問題を、どうにか理解しようとする姿勢
  • 解説を読んでもピンと来ない中で、何度も試行錯誤する忍耐力
  • それでも「できるようになりたい」と頑張る気持ち

こうした時間こそが、「勉強している」ということなんですよね。


勉強=ページを進めることではない

よくあるのが、「今日はこのテキストの○ページから○ページまで終わらせよう」という学習計画。
もちろんそれも必要なんですが、それが目的化してしまってはいけないんです。

✔ 「終わらせること」がゴールになっていませんか?
✔ 「分かるようになること」が抜け落ちていませんか?

娘には、「たくさん解いた=よくやった」じゃなくて、
「理解できた・できなかった問題ができるようになった」=よくやったという価値観を持ってほしい。


親にできるのは、信じて待つことと、声かけの工夫

正直、親の私は、娘がじっくり悩んでいる姿を見ると「まだその問題⁉」とついイライラしてしまいます。
でも、ぐっとこらえて声かけするようにしています。

声かけの工夫例:

  • 「今どこでつまずいてるのか教えてみて」
  • 「図にしてみたらどう?」
  • 「前やったあの問題と似てないかな?」
  • 「分かるようになったら、すごく気持ちいいよ!」

できない時間を責めずに、「できるようになるための時間」として、前向きに受け止めさせる声かけが大切だなと日々実感しています。


できないことを理解できるようになる。それが本当の勉強

大量の問題を一気に解いて「勉強した気になる」のは、ある意味でラクです。
でも、娘にはそういう勉強ではなくて、「本質的な理解」にこだわる学び方を身につけてほしい。

たとえ進みが遅くても、
たとえ時間がかかっても、

「分からなかった」が「分かった」に変わる瞬間を、ひとつひとつ積み上げていける子でいてほしいのです。


最後に:勉強の本質に親子で向き合っていく

これからもっと難しい問題に出会って、解けないことも増えてくると思います。
でも、そこで逃げずに踏ん張る力をつけていくことこそが、受験に必要な力そのもの

「今日は時間かけて1問しか解けなかったね」
「でも、それってすごく価値ある1問だったよね」

そんなふうに、娘と一緒に「勉強の本質」を見失わず、一歩ずつ前に進んでいきたいと思います。

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